「Qi10 MAXドライバー」を使ってみた

ゴルフ

先日、太平洋クラブでラウンドした際、偶然、テーラーメードの「Qi10シリーズ」の試打クラブを借りてラウンドすることになった。Qi10シリーズが何なのかも全く知らず、さして興味もなかったが、「昨日発売になったばかりのクラブを名前だけ書けば今日のラウンド中、ずっと使えます」と言われ、身分証なども不要で手間もかからないので借りてみた。私が「MAXドライバー」を、他の二人が、ノーマルのドライバーと、MAXのスプーンを借りて、皆で交換したりしながら一日使ってみた。

そもそもQi10とは?

Qi10のネーミングは、「探求」を意味する「QUEST」と「慣性」を意味する「INERTIA」の頭文字をとって「Qi」。それに慣性モーメントの合計値「10,000」を意味する「10K」の10を組み合わせたものだそうだ。要は慣性モーメントの大きさを強調したモデルということらしい。

最初に打った第一印象は「柔らかい!」だ。とにかく打感が柔らかく、ボールがフェースに吸い付く感じがした。なのでそれはフェースに秘密があると思った。カーボンフェースの特徴なのかと。しかし実際は、フェースではなく「慣性モーメント」のおかげらしい。

さらに続けて何ホールか打ってみたら、不思議なことに、どんな当たり損ねでも、ボールはほぼフェアウェイにある。明らかなこすり球でも真っ直ぐ行く。飛距離はそれほど変わらないが、とにかく真っ直ぐ飛ぶ。結局、その日は最後までティーショットでOBは一度も出なかった!

恐るべし慣性モーメントの威力

「慣性モーメント」なるものがどういうものなのか、正しくは理解できていないが、要は、「ヘッドの勢いでフェースの向きを安定させる」ということか。なので私のようなオーバースイングのタイプには特に有効なのかもしれない。

MAXではないノーマルのドライバーも打ってみたが、こちらは吸い付く感じもあまりせず、感動はなかった。逆に、MAXシリーズだとスプーンも曲がらなかった。普段、スプーンはほぼ100%曲がるので、実戦では何年も使っていないが、友人の借りたMAXのスプーンで一発だけ打ってみると、200ヤードほど真っ直ぐに飛んだのだ!

ラウンドを終えて、皆それぞれ「Qi10シリーズ」の凄さを体感したので、一人は帰りに早速、MAXのドライバーとスプーンを「お買い上げ」していた。

私もMAXなしでは次からのラウンドが不安でしょうがないので、本当は今すぐにでも欲しい!しかし、私には大きな障壁がある。なぜなら、私にとってゴルフグッズで最重要項目は、「性能」ではなく「色」なのだ。それも「赤」でなくてはならない。

ウェアは上から下までもちろん赤、靴も赤、バッグも赤、そしてクラブも「赤」でなければならないのである。このクラブの「赤縛り」はかなりの制約だ。シャフトの赤までは、まだある。しかし、ドライバーのヘッドが赤となるとほとんどない。なので私は未だに昔やっと見つけたナイキのVR_Sコバートを使っている。

 

 

 

 

 

 

MAXのフェースは前作の「ステルスシリーズ」と同じカーボンフェースなのだが、色が赤ではなく青っぽくなっている。これが「赤ぞなえ」の私には致命的で、来年出るであろう「MAX2」?の色が赤になるのを祈るばかり・・・

フェースが赤いステルス

せめてフェースだけでもMAXも赤くして欲しいものだ・・・

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