千葉県でダントツトップの高額プレーフィー!
個人で行ったゴルフで初めて5万円を超える領収書を見た。仕事の接待で、プレー後に個室でワインをポンポン開けてハイヤーで帰宅、のような時は、当然もっと高かったんだろうが(自分で払ってないのでいくらだったのか想像もつかないが・・・)、純粋なゴルフのプレーフィーとしては、ここ「グレートアイランド倶楽部」が恐らく千葉県で最高額だろう。
少なくともゴルフフェスタに参加している数々の名門・高級ゴルフ場の中でも、プレーフィーの水準はダントツの1位である。割安な「フェスタ価格」でこれだから通常料金はさらに高いということだ。しかも食事は別、カートを付けるとさらに1台当たり13500円が追加!
ちなみに、フェスタでのプレーフィーの高額ベスト10は以下の通りだ。錚々たる高級・名門コースが並び、3万円台も3コースあるが、4万円台は「グレートアイランド倶楽部」が唯一でダントツのトップ! ちなみに、ここは平日のフェスタでも31,750円する。
【フェスタでのプレーフィー高額ベスト10】
1位 グレートアイランド倶楽部 ¥42,750
2位 成田ゴルフ倶楽部 ¥36,000
3位 紫カントリークラブ すみれコース ¥35,500
4位 カレドニアン・ゴルフクラブ ¥33,910
5位 東急セブンハンドレッドクラブ ¥28,650
6位 久能カントリー倶楽部 ¥28,000
7位 中山カントリークラブ ¥26,550
8位 鷹之台カンツリー倶楽部 ¥25,870
9位 千葉カントリークラブ 野田コース ¥24,470
10位 太平洋クラブ 八千代コース ¥24,400
(いずれも休日料金。千葉カントリーのみ休日の設定がなく平日料金での最高額)
会員権価格も破格!
会員権価格も7,500万円と令和の時代とは思えない超高額だ! 但し、そのうち預託金が6,300万円なので実質的には1,200円となるが、それでも十分に高額だ。しかも預託金に据置期間を設けておらず縛りがないので、「退会したければいつでもどうぞ」という余裕ぶりだ。
カネの話ばかりになったが、要は、少数限定のハイソなエグゼクティブ専用コースで、当然、中身もそれに見合うハイグレードである。なにせ、長年「伊藤園レディスゴルフトーナメント」を開催している名門コースなのだから。
そもそも場所の宣伝もしていない。すぐ隣にある「ラ・ヴィスタゴルフリゾート」には何度か行ったことがあるが、道路沿いに看板も何の表示もないので、すぐ隣にあるとは気づかなかった。ゴルフ場の入口も質素で目立たない。そもそも一般客を相手にしていない?ので、存在を誇示する必要もないのだろう。
伊藤園の元会長が造ったコース
なぜこういう運営なのかというと、「お~い、お茶」で有名な伊藤園の会長であった故本庄正則氏が造ったゴルフ場なのだ。本庄氏は20数ヶ所のゴルフ場の理事を務めるほどのトップアマであり、このコースの理事長杯の優勝者ボードにも名を連ねていた。そして、ここのアウトコースは本庄氏の設計で、スタートホールの近くには銅像が立っている。(因みに、インコースは、テレビのゴルフ解説で有名な、あの戸張捷氏の設計だそうだ)
「グレートアイランド」の名前の由来は?
「グレートアイランド」という名前の「グレート」は、本庄氏が飼っていた愛犬が「グレートデーン」という種類であったため。ゴルフ場のロゴマークの中に犬がいるのはそのためだ。そして「アイランド」は、名物17番ホールの大きなバンカーの中に浮島(アイランド)?があることが由来らしい・・・ ややこじつけのような気もして、どうもしっくりこないが、キャディさんの説明ではそうなっていた。
最高額ゴルフ場の中は??
ゴルフ場の入口からクラブハウスへと続くアプローチ道の両サイドはよく手入れされた植栽が続く。そこを抜けると、車寄せに大きな軒の付いたクラブハウスで3人のポーター女性が丁寧に対応してくれる。クラブハウスの横にはホテルも併設されている。
受付を経てロッカールームに向かうと、廊下の両側に歴代の伊藤園レディースの優勝者の写真とサインの寄せ書きが飾られている。岡本綾子や不動裕理などの懐かしい顔ぶれから、最近の稲見萌寧などが並ぶ。
ロッカーはもちろん木製で、内部に金庫が備え付けられており、ほぼフル装備。広々としており人口密度が低い。ゲスト用ロッカールームの奥には会員専用のロッカールームがあったが、扉が閉じられており中は見えず・・・
練習場のドライビングレンジは250ヤードとたっぷりの長さ。25球で500円也。坂の下にあるので帰りはコンベアに乗って楽チン。さらに、クラブハウス内にストレッチルームなるものがあり、体をほぐせる。
コースはオーソドックスだが、さすがトーナメントコースなので手入れはバッチリ。たまたま台風の翌日であったが、カートを借りると普通にコース内に乗り入れできたのは手入れの良さを物語っている。雨後によく見られる芝の波状の跡などもなく完璧だ。ハイソなメンバーばかりだから皆さん当然カートかと思いきや、意外にも真夏でも歩いている人が多いのは驚いた。
6番ホールは短いパー4だが、「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で使われるのと同じティーから打てる。グリーンは全般にやや遅め。戸張氏設計のインコースはやたらとバンカーと池が多いが、どのホールも景色が美しい。キャディさんは若い人も多くてノリもいい。皆さん正社員として採用されており派遣ではない。
食堂にはワインセラーがあって調度品も見るからに高そう。そしてランチの値段ももちろんトップクラス! 麻婆定食で2750円也。ちなみに、ランチでは「エビアン」(伊藤園と伊藤忠の合弁会社が輸入元になっている)のペットボトルが無料で出て来るが、どうせなら「お~い、お茶」が出てくればよかったのに(笑)
風呂は15席で湯船も広い。全面ガラス張りで和風庭園が見える。サウナも広く本格的だ。脱衣所の調度品もブランドもので揃えてあり、給水機では、水の他に「お~い、お茶」やスポーツドリンクも飲み放題。因みに、クラブハウス内のトイレットペーパーまで高級だった(笑)。
全般に、キャディさんも含めた従業員の教育がとても徹底されているのが印象的だ。あくせくした商業主義は皆無で、ゴルフのみならず、全てにおいて最高の「おもてなし」を、優雅に、最高の料金で提供する。そんな余裕を感じるゴルフ場であった。
そして、値段・設備・従業員・コースなど、すべてにおいて名前通り「グレート」だった!