船舶1級免許を取ってみた④~初めてのボートフィッシング編~

釣り

「船長」になって初めての操船へ

3月に無事「小型船舶操縦免許証」が届き、晴れて「船長」になったものの、一人で操縦できるだけの自信がないので、なかなか踏ん切りがつかず、3か月ほど一度も船に乗ることのないまま過ぎてしまった・・・

このままズルズルと時間が過ぎて操船方法を全部忘れてしまい、本当に「ペーパードライバー」になってしまうのも嫌なので、いくつかの不安を抱えながらも思い切って行ってみた。そして初めてのボートフィッシングを体験した。

但し、やはりいきなり一人は無理なので、免許を取った関連のマリーナで、教官に同乗してもらい操船と釣りを教えてもらう、というビギナーコースで。

最大の懸案事項「船酔い問題」

まず、私が船舶免許を取った原因でもある「船酔い問題」をどう克服するか。

これは、職場の釣り仲間から「酔い止め薬の『アネロン』を飲めば大丈夫!」と聞いていたので、乗船2時間前から飲んで備える。その効果か、或いはあまりに船上でやることが多くて酔うヒマがなかったのか定かではないが、結果的に一切酔うことなく無事に終えられ、今後の船釣りに大きな自信がついた。

次の心配事は「船の離着岸」だが、これも今回は自分ではやらず教官がやってくれたのでクリア。

ここまでクリアできると、後は広々とした海上で4000回転ぐらいまで速度を上げて疾走し、ポイントで釣りをしているときの船のコントロール方法等を教えてもらう。そして結果的にはこれが一番の難題であった。

潮と風で常に流される船をいかにポイントに留めるか。ギアをバックに入れて潮に逆らいながらハンドルを常に左右に大きく切って梶を当てる。この微妙な船のコントロールをやりながら釣り竿も操らなければならない。

初のボートフィッシングでアジが釣れた!

今回は操船技術の習得がメインで釣りはあくまでサブなので、釣り自体はサビキでアジを狙う、というシンプルなものだった。コマセカゴもなしでサビキの仕掛けのみをシーバスロッドに付けて底まで落とすだけ。そしていくつかの釣れるポイントを転々としながらボートフィッシングの感覚を学ぶ。

3時間ほどの半日コースで何とかアジ2匹とサッパ数匹とコノシロが釣れた。サビキではあったが真っ昼間にアジが釣れたので私的には満足し、家に持ち帰って刺身にしてありがたく頂いた。

アジが釣れた!

サッパとコノシロも

目指すは「手前船頭」

今回は釣りをしている間は教官がほとんど操船して、船をポイントに留めてくれていたので釣りに集中できたが、これを一人でやるとなると、相当な熟練が必要だろうと思った。特に、魚が釣れた時に、それを取り込んで針を外し、さらに操縦席から離れた場所にある水槽に入れる、という一連の作業の間にどんどん船が流されてストラクチャーに接近したりする。また、サビキは操縦席の横から海底に仕掛けを落とすだけなので片手でもできたが、投げ釣りだと両手を使うので更に難易度が増すだろう。まだまだ習得しなければいけないことは山積みだ・・・

これからいろいろマスターして、最終目標は、一人で操船しながら釣りもする「手前船頭」だ!

 

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