45歳からゴルフを始めた二人のオッサンが15年後に・・・(後編)

45才からゴルフを始めた二人のオッサン
45歳からゴルフを始めた二人のオッサンが15年後に・・・(中編)
【4番ホール】メンタルの弱さ、この御しがたきもの 会社のコンペでニアピン賞を2回取ったとかで、珍しく強気のH君が、 「今日は1点100円でニギるか?」と切り出してきた。 「それにショートホールは、ニアピンならプラス3点でどうや?」と、かなり...

【7番ホール】突然の選手交代のワケは?

「新しいクラブに替えればボールは真っ直ぐ遠くへ飛んで必ずスコアアップするはずだ」教?の信者であるH君。なので、ちょっと悪いスコアが出ると、次のラウンドではもうクラブが入れ替わっている。ダメならすぐ交代!の鬼監督さながらの思い切りの良さだ。

たとえスコアが悪くなくても、向上心と探求心が人一倍旺盛?なH君は、半年もすれば新たなクラブに替えないと気が済まない。新しいクラブに自分が馴染むまで、じっくり大事に育てていこう、という発想は、ない。

そんな「ヘビーローテーション」の中で、とても相性が良く、いい球が打てるクラブに出会うことがたまにある。そんな時、普通であれば、「やっと自分にピッタリのクラブに出会えた!これからはずっと長く使っていこう」と考える。

H君の場合、その運命の出会いは「グローレ」だった。グローレにしてからは、ほぼフェアウェイキープで、飛距離も十分に出ている。見ていても安心感があって、「オレもグローレに替えようかなぁ・・・」と私まで思い始めていた。

ところがH監督のいつもの病気?で、二度と出会えないかもしれない絶好調の「グローレ」を突然捨てて、新人の「レガシー」に替えたのだ。すると、グローレにする前よりさらに悪くなった。

絶好調の大谷昇平を、ワケもなく突然交代させるような「迷監督」ぶりだ。

いったい選手交代の理由は??

答えは簡単。どうしてもレガシーのドライバーが欲しかった!

【8番ホール】ゴルフの定義

「いや~、9番アイアンでグリーンオーバーしたわ」と、ミスショットにもかかわらず、なぜかドヤ顔で話しているH君。要するに「9番アイアンでこんなにも飛んだぞ!」と言いたいようだ。

ゴルフというスポーツは「ボールをできるだけ遠くへ飛ばす競技である」というのがH君の定義である。なので、ボールは遠くへ飛べば飛ぶだけエライのだ。だから、フライヤーだろうが風だろうが、9番アイアンで150ヤードも飛べば、どれだけカップから遠く離れていても、それで満足なのだ。

当然、正しいゴルフの定義は「ボールを狙った場所に打つ競技」である。だから、番手通りの飛距離でなければ、オーバーしてもショートしても「ミスショット」なのだが・・・

抜きがたい飛距離への信仰心!

【9番ホール】今も頭の中は高校生のころと変わらない?

思えば二人がともにすごした高校時代、好きな女の子にいい格好がしたい一心で、朝から晩まで3年間必死でテニスを頑張ったり、勉強したりしていた。

あれから40年以上経って還暦を迎え、「テニスラケット」が「ゴルフクラブ」に変わり、評価尺度が「偏差値」から「年収」に変わったけど、やっていることは本質的にほとんど同じだ。

少しでもいいスイング、いいスコアでラウンドして、いい格好をしたい。「できる男」のバロメーターとしての「年収」を少しでも増やして、気前のいいオジサンを演じたい。

どこまでいってもオトコの考えることは単純である。

【ハーフタイム】結局、シングルにはなれなかったが・・・

実はこの「二人のオッサン」シリーズの企画は、ゴルフを始めたての10年以上前に考えていたものだ。

当時のタイトル案は、「45歳でゴルフを始めた二人のオッサンが、3年後にシングルと100叩きに別れた18の理由」というものだった。

つまり私は3年でシングルになり、H君はずっと100を叩いている、という想定に基づいた企画だった。

ところが実際は、3年どころか10年以上たっても私はシングルにはなれず、スコアも当初は私がリードしていたが、今や追いつかれ、追い越されつつある。

スコアの停滞に伴って、ゴルフそのものに対する情熱も薄れ、いつしか私は釣りの方に熱中し始め、シングルの夢は諦めた。しかしH君は未だにゴルフに熱中し、2年ほど前に念願の70台のスコアを出し、まだシングルを狙える状況だ。

さて、「OUTコース」の前半9ホールは以上の通りだが、還暦から折り返す「INコース」の後半9ホールは、はたしてどんな珍道中になるのやら?

ランチのハーフタイムで一息!

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