
【4番ホール】メンタルの弱さ、この御しがたきもの
会社のコンペでニアピン賞を2回取ったとかで、珍しく強気のH君が、
「今日は1点100円でニギるか?」と切り出してきた。
「それにショートホールは、ニアピンならプラス3点でどうや?」と、かなり鼻息が荒い。
H君の弱点を知り尽くしている私は、この機に乗じてすかさず、
「じゃあ、池ポチャしたら相手に10点付けようぜ」と逆提案。
普段でも池にはめっぽう弱いH君、10点のプレッシャーのせいか、何と、ショートホール4回のうち3回池ポチャを達成! 想像以上の成果にニンマリする私に、
「池に入ったんじゃなくて、赤杭の中で止まったからセーフや!」と食い下がるH君。
「ほんなら、その池の淵の崖から打ったらセーフと認めたるワイ!」と恫喝する私。
H君ならずとも、メンタルの鍛錬はまことにムツカシイ・・・

【5番ホール】「練習オタク」と「道具オタク」の結末は?
しばらく仕事が忙しくて練習ができなかったH君が、ようやく仕事が落ち着いて、まとまった打ち込みをやったらしい。
そしていつものごとく、「やっとドライバーのスイングの基本が分かったわ~」と連絡をよこしてきた。そして練習の成果をコースで試してみたい、と強引に連れ出された。
ラウンドが始まり、早速、H君のティーショットを拝見する。確かに球筋は以前よりスライスが少なくなり、フェアウェイをキープする確率は高くなっている。
しかし、スイングフォーム自体に改善された点は発見できない。特に左ヒザが大きく折れ曲がり、右にシフトする野球スイングは従来通りである。
ゴルフを始めた時、私は最初からレッスンプロに習い、3年間で10万球打ってスイングフォームを作った。レッスン料と練習代への投資でキチンとしたスイングを身に付けようとしたのだ。いわば「スイングをカネで買った」ということか。
一方のH君は、プロには習わず我流でフォームを作った。その代わり、レッスン料を道具に投資し、半年ごとにクラブを買い替えまくり、道具の性能向上でスコアアップを図った。つまり「スコアを道具で買った」ということ。
いわば「練習オタク」と「道具オタク」で、ゴルフに対するアプローチの方法は全く違った。
ただ、どっちの道をいっても、結局、スコアは大差なかったが・・・

【6番ホール】ゴルフは理屈じゃない!
夏休みの平日に「太平洋クラブ成田コース」で、ちょっとリッチにキャディ付きのラウンドをした。キャディさんが可愛くてゴルフに集中できず?二人ともスコアは散々・・・ 。いくつになっても、結局、オトコはそんなもんだ。
その帰りのクルマの中でH君が切り出した。
「ウッドをちゃんと打てる自信がないんで、3番・5番・7番ウッドは抜いて、代わりに4番ウッドを新たに導入したわ」
私「???」
4番ウッドは「ウッド」ではないのか?
3番と5番が打てないのに、その間の4番はなんで打てると思うんだ??
ナゾだらけの行動だが、ここは理屈で理解しようとしてはダメだ。
要するに、新しいクラブを買いたかっただけなんだろ!?

(後編)に続く
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