「BAR HAMA-SHOW」を実際の店舗で実現している店を発見したので早速行ってきた

BAR HAMA-SHOW

以下の記事で書いたが、実際の店舗で「BAR HAMA-SHOW」をやるのは現実的には難しいだろうと思い、このブログ上で開店?した。

「BAR HAMA-SHOW」開店!〜オリジナルカクテル「ベッド de ドンペリニヨン」はいかが?〜
引退したら老後にやりたいことの一つに、「バーのマスター」がある。 学生時代、京都の祇園のバーで時給900円のバイトをしていた。その店はマスターの強いこだわりで、BGMはマーヴィン・ゲイなどのR&B(リズム・アンド・ブルース)の曲しかかけなか...

ところが、私が理想とする「BAR HAMA-SHOW」がすでに実在するとジェミニが教えてくれた。

・浜省の歌と映像だけが流れる

・曲名を冠したオリジナルカクテルがある

・浜省信者が集いマスターと浜省談義をする

これらを満たす店が既に日本の各地にあるそうだ。皆さん考えることは同じで、私が思いつくぐらいのことは多くの人が夢想しているのだろうが、実際に実行しているのはスゴイと思う。どうやって成り立っているのか、この目で確かめてみようと、早速、行ってきた。

新宿歌舞伎町の「Bar Flash&Shadow」へ

ジェミニが教えてくれたリストの中で、まずは家から一番近いと思われる新宿歌舞伎町にある「Bar Flash&Shadow」に行ってみた。店名の「Flash&Shadow」は浜省の映像作品集「SHOGO HAMADA Visual Collection ”Flash & Shadow”」から取ったものだと思われる。

店は歌舞伎町のど真ん中の雑居ビルの8階にあるのだが、ご存知のように、このあたりは治安があまりよろしくないエリアなので、店に着くまで少しドキドキしながら向かう。

通りにはガイジンが意味もなくたむろしているし、エレベーターの中で黒人に囲まれたりして、日本とは思えない緊張感が走る。渋谷などとは比較にならないカオスが支配しており、さすが歌舞伎町は日本一の歓楽街なんだと改めて実感する。そうして何とか店の前にたどりつき、ドアを開けて店内に入ると、一転、暖かい雰囲気に包まれる。

店の入口から一歩中に入ると・・・

カウンターの前に8席だけという小じんまりとしたお店で、壁は浜省のポスターやレコード類で埋め尽くされ、カウンターには浜省グッズが所狭しと並んでいる。まさに浜省づくしだ。まだ午後8時過ぎなのに既にほぼ満席状態で、運よく空いていた最後の1席に座る。

ほとんどが常連さんのようで、マスターはずっと常連さんと話しこんでいる。常連さん対応で忙しいのか、一見客の私にマスターから話しかけてくることはない。それでも隣席の常連さんが気さくに話しかけてくれたので、すぐ打ち解ける。「今度のコンサートのチケットは当たりましたか?」「私はダメでした・・・」などという浜省談義が自然と始まる。

カウンターには浜省グッズがずらり

楽しみにしていたオリジナルカクテルも確かにあったが、5種類だけと意外に少なく、普通の酒が大半だったのはやや意外だった。その中から「二人の夏」と「マイホームタウン」を飲んでみた。

オリジナルカクテルのメニュー

オリジナルカクテル「マイホームタウン」

また、歌舞伎町という場所柄があまり浜省のイメージとマッチしないと思ったが、ちゃんとこの場所でなければならない理由があった。

浜省のソロデビュー曲『生まれたところを遠く離れて』の裏ジャケットに奥さんと一緒に写っている写真の場所が新宿のこの店のあたりなのだそうだ。だから、店の場所はここでなければならない、というマスターのこだわりを改めて感じた。

この写真の場所が店の近く?

続いて福岡の「Bar On The Road」へ

さらに、仕事で出張したついでに、福岡の天神にある「Bar On The Road」にも行ってみた。

路地に看板が出ている

看板を目印にビルに入ると入口が

地元では「オンザ」の愛称で親しまれる浜省ファンが集う店として有名らしい。店名の「On The Road」は、もちろん浜省のコンサートツアー名にもなっている名曲「On The Road」からきている。

こちらはカウンターのほかにテーブル席も少しあって、20人ぐらいは入れそうだ。22時頃に行ったら常連さんの集団でほぼ満席状態のなか、壁際のテーブル席に一人で座った。メニューを見たが、曲名のついたオリジナルカクテルは見つけられなかったので、普通にハーパーのロックを注文した。

ここはカラオケもあって、常連さんが途切れることなく歌っていたが、ついぞ浜省の曲が歌われることはなかった。確かに壁一面には浜省の写真やレコード類が飾られているが、浜省のビデオや音楽が流れているわけでもなく、浜省バーというよりフツーのカラオケバーといった感じであった。

たまたま私が行った時が、普通の団体さんの貸し切り状態だったのかもしれないが、マスターと浜省談義をするような雰囲気でもなかったので、一杯だけ飲んで早々に店を出た。

はやばやと切り上げる私に気を使ってくれたのか、帰りがけにマスターがアメちゃんをくれた。それをみると店ができて既に19年がたつようだ。

帰りにアメをもらった

「浜省バージョン」以外にも色々あるらしい

自分で店をやる際の参考にするため?浜省バーの実店舗を2軒訪ねてみたが、ジェミニによると、そのほかにも日本各地にいくつも浜省バーがあるようだ。

「Bar 路地裏の少年」「J.BOY」など、みなさん好きな曲名などを付けているようだが、「BAR HAMA-SHOW」というのはまだないみたいだ。

そして、浜省バージョン以外にも、吉田拓郎や長渕剛バージョンの店もあるそうだ。さらに、世界規模でみればビートルズバージョンなどもたくさんあるとのこと。

実店舗を体験してみての感想

2つの実店舗に行ってみて、視覚・聴覚・味覚?のすべてを浜省でドップリ満たしながら過ごせる理想的な環境であることは実感した。たまに行くには最高の場所だと思う。

一方で、実店舗ならではのむつかしさも感じた。

店の規模はやはり小さく、カウンター中心の小じんまりとしたバーになる。逆に、それが一体感を生んでいいのかもしれないが。

そして運営面でも、常連と新参者のコミュニケーションのバランスが微妙だと感じた。みな同じく浜省信者なのだが、その中でも古参が幅をきかせ、新参は小さくなる、では楽しめない。そこらへんの塩梅が難しそうだ。

やっぱり、「ベストヒルズ倶楽部」の中でやるのが一番いいか?(笑)

 

(ここまで読まれた方は、左下の『最後まで読んでやったよ!』ボタンをぜひ(^^))

0
0