「うつわソムリエ研修会」で加賀温泉郷へ豪華旅行に行ってきた②(山中温泉編)

料理・酒・器

山代温泉から、バスで20分ほどで山中温泉郷に着く。古くは松尾芭蕉が「三名湯」と称え、9日間も滞在し、多くの句を残した山中温泉郷。温泉のほかにも、山中漆器の一大産地でもある。

「あらや」とは違った趣のホテルに投宿

ここでは「吉祥やまなか」に宿泊。プライベート感のある「あらや滔々庵」とはまた違った趣で、こちらは大規模ホテルである。

大聖寺川沿いに建つ「吉祥やまなか」

大型ホテルなので、風呂もいろいろな種類があり、大聖寺川を眺めながら露天風呂を楽しむこともできる。

川を見下ろす露天風呂

ロビーや廊下のいたる所に久谷焼や絵画が陳列されており、さながら九谷焼の美術館といった感じだ。夕食時の食器も九谷焼や山中漆器を中心に楽しめる。

またまた夕食は豪華に楽しめる

いろんな地酒を楽しめる「SAKE BAR べに蔵」という地酒の飲み放題プランもあり、私はこれで全種類制覇した!酒器も山中漆器をはじめ、色々な種類のものを自由に選べるので、そちらも同時に楽しめる。

地酒が色々楽しめる

酒器も同時にいろいろ楽しめる

温泉以外にも風光明媚な山中温泉郷

山中温泉郷を流れる大聖寺川沿いは、本多静六氏が「世界一」と評した「鶴仙渓」がある。そこを散策しながらホテルから「あやとり橋」まで歩いた。橋のふもとには川床もある。

鶴仙渓には川床も

鶴仙渓の「あやとり橋」

「九谷焼美術館」で九谷焼のミステリーを初めて知る

山中温泉郷の帰りに、加賀温泉駅の隣にある「大聖寺駅」という小さな駅に寄った。ここに九谷焼専門の「石川県九谷焼美術館」がある。ここでは九谷焼の歴史や、古九谷が50年ほどで途絶えたミステリーなどを初めて学んだ。

九谷焼専門の県立美術館がある

美術館の2階にはショップと喫茶コーナーがあり、九谷焼の器でお茶も楽しめる。

九谷焼でお茶を楽しむことも

豪華旅行の最後は、やはり「グランクラス」で締める

さて、豪華旅行の締めは、やはり北陸新幹線の豪華列車「グランクラス」だ。1本の新幹線に1車両のみで、席数もわずか18席しかない。その最大18人に対して専用のアテンダント(客室乗務員)がつく、というファーストクラス並みの待遇だ。

北陸新幹線といえば・・・

豪華列車「グランクラス」だ!

シートは完全独立式で、どれだけリクライニングを倒しても後席に迷惑が掛からない作りになっている。「レクサス」のシートを手掛けるトヨタ紡織が開発したものだ。

18席だけのレクサス並みのシート

乗車するとすぐ「グランクラスセット」が配られる。そこには水とおつまみ、メニュー表が入っており、スリッパや靴ベラも席ごとに用意される。

軽食は洋食と和食が選べて、飲み物はお酒も含めて全て飲み放題。おつまみも食べ放題だ。コロナ期間中は飲食の提供がなかったようだが、復活したようでよかった!

ちなみに、コニャックをストレートで頼むと、なんとヘネシーが瓶ごと出てきた!もちろん小瓶だが、まさに、豪華旅行の締めにふさわしい優雅な気分で、ヘネシーを味わいながら、無事、東京駅に着いた。

なんとヘネシーが!

0
0