教育や人材育成の場面でよく言われる言葉に、
「魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えるべし」
というのがある。もともとは、老子の格言の
『授人以魚 不如授人以漁』
からきたもので、「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の捕り方(漁)を教えるか」という意味で、「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、捕り方を教えれば一生食べていける」という教えだ。
もちろん、「魚」というのは例えであり、
「金を与えるのではなく、金の稼ぎ方を教える」
「遺産として金を残すのではなく、自分で金を稼げるよう、いい教育を受けさせる」
「問題の答えを教えるのではなく、問題の解き方を教える」
などなど、色々な場面で当てはまる。
広く言えば、親が代わりにやるのではなく、子供自身に「やり方」を教えるべきである、という意味である。
私も、子育てにおいてはこれを実践してきたつもりだ。
知識ではなく、考え方を教える。答えではなく、なぜ、そうなるのか?を考えさせる。
子供に遺産を残す気など毛頭ないし、自分の人生は「Die with Zero」が理想だと思っている。
その代わりに最高の教育を受けさせてきたつもりなので、金が欲しければ自分で稼げるような経歴や実績を与えたはずだ。
ただ、一番肝心の、この格言の「そのままの意味」を実践できなかったことがとても悔やまれる。
つまり、「魚の捕り方」すなわち「釣り」を子供に教えなかったのだ! せっかく海に囲まれた千葉県で育てながら・・・
教育、遺産、などなど小難しいことなんかより、老子さんの教えを文字通り素直に受け入れて、そのまま「釣り」を子供に教えればよかった!と。
親子で釣りに来ている家族を見るたびに、強く後悔する。小さな子供と一緒の場合はもちろん、大人になってからも子供と共通の趣味として老いてからも続けられるのに。
インドア派に育ったウチの子たちには、もはや望むべくもないが・・・
なので、格言はもっとストレートに、「子供には釣りを教えるべし!」でいい。
孫ができたら、絶対、釣りを教えるぞ!笑
<<追伸>>
この記事を書いていたら、ちょうど私がウェブライター?をやっているアウトドア関連のWEBマガジン「HEAT」からキャンペーンの拡散依頼が来ました。(私のような何の影響力もない「泡沫ブロガー」にまで依頼してくるとは・・・)
まさに、この記事の「子供と一緒に釣りをしたい!」というテーマにぴったりのキャンペーンのようです。よろしければ、そちらの方もどうぞ!(インフルエンサーっぽい?笑)
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