毎年、いくつ「初体験」ができるか?
歳をとると大抵のことは経験済みで、感動も少なくなる。子供のころ、毎日が楽しかったのは、見るもの、触れるものが全て初めてのものばかりで、ワクワクドキドキできたから。目をキラキラ輝かせ、毎日が刺激に満ち溢れ楽しかったのだ。
それが一つ減り、二つ減り、だんだんドンヨリした目の大人になっていく。
人生の経験を積むにつれ、逆に毎年毎年、「初体験」は減っていく。そんな中で意識していくつ初体験ができるか?子供のころのようなワクワク、ドキドキを求めて。
年末なので、今年一年を振り返ると、2024年はいろいろたくさんの「初体験」をした。このブログを始めたのも今年になってからだ。ほかにも、ここに書いてきたように、
・ボート免許の取得
・ボートで東京湾横断&釣り
・タチウオを釣り上げた
・ワイン教室に通った
・うつわソムリエになった
・東京クラシックでゴルフ&グランピング
・リゾートクラブ会員になった
などなど、還暦目前にしては頑張った年であったか。
来年はどんな初体験をいくつできるだろう?
ホールインワンがでるかな?
尺アジ(30cm超え)が釣れるだろうか?
毎年、10の初体験ができたとしても、残り年数を掛けたら、せいぜいあと200個ほどしかできないのだから。
大きな出来事でなくても、毎日通勤する道を、一筋変えるだけでも景色が変わり、寝ぼけている脳に刺激を与える。漫然と惰性でやっていると、無意識でこなせるので脳を刺激しない。すると脳が硬化する。
それを防ぐためにも常に脳を驚かせ、刺激し続けねば。今まで脳が受信したことのない信号を送り込んで覚醒させてやる。
そして、最後の初体験は「死」だ。
棺桶に入って火葬場で焼かれ、元の素粒子に戻っていくプロセスを初めて体験する。
そう考えると一度しかできず、想像もできない体験が最後に控えていると思えば少しは死も怖くないか?