船舶1級免許を取ってみた③驚き編

釣り

船舶免許を取ってみて驚いたことがいくつかある。

 

その1.罰金がメチャクチャ高い!

免許不携帯で10万円。

検査証(クルマの車検証みたいなのも)船内不備で20万円。

定員オーバーなら50万円、もしくは1年以下の懲役!

などなど、車に比べると金額の桁が1つ多い感じだ。

海の上では些細なことでも即、命にかかわるから、ということなのだろうか?

 

その2.船長以外でも運転できちゃう!

港内のような船の往来が激しいところではダメだが、沖に出てしまえば免許を持っていない人でも運転できてしまう。免許を持つ船長が同乗さえしていれば、誰が運転してもいいのだ!そして万一、その人が事故を起こしても責任は全て船長がとる、という仕組み。

なので事故を起こして海上保安庁が駆けつけてきた際に、最初に聞かれるのは「運転していたのは誰ですか?」ではなく「船長は誰ですか?」だそうだ。それだけ船長は責任が重い、ということなのだろう。

実際、大型船になればなるほど、船長自身は操縦せず、船全体のマネジメントに集中している、ということになるので、たとえモーターボートであってもその原則が適用される、ということなのだろう。

宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長が自分で操縦することは一切なく、実際に操縦しているのは島大輔で、艦長は「ワープしろ!」「波動砲を打て!」と様々な指示を出すだけだ。

実際のタンカーなどの大型船でも同様だろう。(もちろん操縦している人も免許はもっているのだろうが)

 

その3.燃料の調達が難しい

まだ実際にやったことはないので、講習の時に聞いた話だが、クルマと違ってボートで遠出をする時に途中で港に寄って燃料を補給してもらう、というのはかなり難しいらしい。どこかの港に急に立ち寄って、そこで金を払って燃料を買うなどというのはまず無理とのこと。皆、自分たちに必要な分の燃料しか置いておらず、それを入手するのも簡単ではないので、他人に分ける余裕などないのだそうだ。

『船舶1級免許を取ってみた④~初めてのボートフィッシング編~』に続く

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